名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

またまた草履取りの災難

元禄4年7月4日。
朝、萱屋町で成田太郎兵衛惣領若党が草履取を切り倒し、自らも傷を負いながら逃げ去る。
草履取は命を取りとめてしばらくすると起き上がり、家へ戻って主人のところに知らせる。
これを知って主人は草履取を引き取って養生させる。
宰相様(綱誠)のお考えでは、草履取は感心な行いであったと。
若党は請人に尋ね出させるよう仰せられると云々。