名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-05-24から1日間の記事一覧

鉄砲がそれほど売れるとは思えないし、ここから旧字は新字にします

元禄14年7月26日。鉄砲屋林半九郎が乱心する。松屋半九郎のこととも。少し喉を傷つけ、林一郎左衛門、同権右衛門に御預けとなる。甚だ困窮していたと。

珍しさがよくわからない、傘が飛んだだけなのに

元禄14年7月24日。午(午前11時)前、伏見町傘屋茂兵衛が傘に油をひこうとして、少し目を離した隙に傘1本が空に舞い上がる。雲の間を出たり入ったり、少しの間飄々と舞い廻る。その間に湿って紙が破れ、大船町河井孫兵衛という町人の土蔵の屋根に落…

いろいろな遺品を名古屋城に運んでいるのか

元禄14年7月23日。具足を多門(多聞)へ出して調べる。坤の櫓の最上で。瑞竜院様・泰心院様の具足を今度運んできたので新たに畳を替える。縁側には新たに薄縁(うすべり、縁のついたござ)を敷き込めるとのこと。初めに多門(多聞)中の具足を見る。秀…

天気だとか出し物に左右されたのだろう

元禄14年7月19日。この日で能が終了する。はなはだ損をしたとのこと。

文左衛門、残念

元禄14年7月15日。4分の月食がある。戌(午後7時)から亥(午後9時)までだったが、西国では見ることができなかった。宵のうちは雲があり、文左衛門は見ることができなかった。その後、晴れた。

女形はこのころからあったようですね

元禄14年7月14日。真福寺で十三郎の狂言が行われ、木綿衣服の女形が出演する。高田三之丞のごま(護摩)は大人気で高い金を取る。怪力の男は4斗俵・4斗樽を手と足でもてあそぶ。3足の女。以上の4つの出し物であった。酉(午後5時)頃、小山清右衛…

注文した船が出来上がったってことですかね

元禄14年7月12日。誂表の船が惣河戸へ着く。他の誂物などもこの時漸く着く。

捕まってしまったか

元禄14年7月6日。夜、乱心した男1人が七間町の牢を破り、逐電する。2年間牢に入っていた。その行方を知ることはなかった。牢奉行などは逼塞となる。後に捕らえられ、乱心のふりをしていた。

死んでからも磔とは

元禄14年7月5日。近頃、先日御器所で女を切り殺した男の死体は女の死体と塩漬けになっていたが、情夫に間違いないとのことで、共に磔となる。

元禄14年7月の天気です

元禄14年7月1日。晴。元禄14年7月2日。朝の間雨が降る。雷がまた少し轟き、その後に止む。薄曇、時には晴れる。申(午後3時)前から雷が鳴る。雨が降るが、申半(午後4時)に止む。戌(午後7時)過ぎから雷が轟く。雨が激しく降る。雨は明け方ま…