名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-07-02から1日間の記事一覧

負傷者の報告を間違えたより、家来が喧嘩した方が問題では

元禄15年9月14日。留書奉行武井勘右衛門は尾張に戻るため7日の朝に江尻を出発し、先発として挟箱持と、悉皆人を荷物に付けて遣わす。挟箱持は挟箱がとても重いので軽くしてくれと言うと、悉皆人は言うことを聞かなかった。それならばコハギ(?)を入…

安全管理がなってない

元禄15年9月22日。朝、大曽根で山を崩す。人足2人が土に打たれて死ぬ。先日も1人死ぬと。また怪我をする者もあり。

共犯まちがいなし

元禄15年9月16日。近頃、石川伊織こと岩申の中間に町奉行から調べの呼び出しがある。すぐに中間頭に申し付けると、中間頭と共に逐電する。日置の屋敷で博奕を打ったと。

親は神経質そうだが、子は出来た子だ

元禄15年9月13日。夜、江戸で足軽頭蛯江市之進が自殺する。昨日、使い勤めで間違いをしでかしたか。それともほかの者を遣わしたので気に病んだか。ひとり言を言い、ため息をつき、文で気になったものは焼き捨てて自殺したと。あるいは道中で足軽が乱心…

請人ってけっこう大変だなあ

元禄15年9月11日。近頃、水野弥次太夫役の者が銭300と米1斗を持ち逃げし、勤めには出てこなかった。このため届け出がある。弥次太夫の請人が探し出し、捕らえて知らせてくる。弥次太夫に処分は任せると。六郎左に預けるとのことで文左衛門は初めて…

情報を求む

元禄15年9月8日。7月20日夜に広井村の稲生井筋で女が切り殺された事件のことで、知っている者があれば来る20までに知っていることを書いて入れるようにと近頃札の横に穴をあけた箱が所々に立つ。

あの米を買い置きした奴

元禄15年9月7日。巾下ゑびや与右衛門が許される。

なんじゃこりゃ

元禄15年9月6日。昼から文左衛門は武兵・勘八・市川武兵とまむし池・丸山などへ出かける。酒を呑み、夕暮れ前に帰る

まさか、パワハラ

元禄15年9月3日。近頃、鍛冶貞次の弟子貞元が自害する。

偽手形に泥棒とは

元禄15年9月2日。井野口六郎左衛門へ18石3人扶持鉄砲打足立伴右衛門を預ける。仲間の正木関右衛門・四宮元右衛門が引き連れる。調べには国用人都筑弥兵衛・目付蘿木丹左衛門・五十人目付谷雲八があたる。偽手形のことかと。また、少し前仲間木村奥之…

怖いのか怖くないのかわからないなあ

元禄15年9月1日。呉服町下尾崎重治郎の屋敷に狐の妖怪が出る。昼も夜も召仕を誰かが引きずり回したと。近頃、出雲守(松平義昌)小姓役柴山作右衛門が長屋で急に剃髪し、乱心する。しかし、雲侯のお気に入りなので落ち着かせて養生させるが、直らなかっ…

元禄15年9月の天気です

元禄15年9月6日。巳(午前9時)過ぎから雨が降るが昼前に止む。晴れたかと思うとまた雨が降る。元禄15年9月7日。雨が降るが、夕暮れ前に止む。夜は晴れる。元禄15年9月8日。朝、霧がひどく、周りが全く見えない。夜半、曇る。元禄15年9月9…