正徳3年9月4日。
文左衛門は巳(午前9時)から文四夫婦・弥四家内・すめとともに施行見物に出かける。
朝飯は終わっており、夕飯はまだ始まっていないので通所へ出かけ、弁当を食べるうちに雨が降ってきてジメジメしたが、出かける時には晴れて歩きやすくなっていた。
稲荷へ出かけ、そこから施行場へ出かける。
通所の半町(1町は約100メートル)余り北の道を東へ1町ばかり行くと畑の中に薦かけの小屋があり、その中で行われていた。
先ず玄海の乞人、次に野合の非人などであった。
2合半のもつそ(物相、曲物)に飯を盛って食べさせていた。
飯には塩を添えてあった。
町奉行同心が見廻り、検断ならびに押し者も姿を現した。
札数は2000ばかりと云々。
文左衛門はそこから七ツ寺へ寄り、申半(午後4時)に帰る。