名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

誰も傷つけてないのは不幸中の幸いかも

元禄13年12月13日。
申(午後3時)前、善右へ頼母子に出かける。
2分を賭け、赤堀次郎次郎兵衛が得る。
(後略)
近頃、稲生自入が乱心する。
稲生伊右衛門のところへ引き取る。
白昼、槍の太刀走り(口金から血溜まりまで)に手拭いを巻き、抜き身にして方々を徘徊する。
6日に善篤寺へこの槍を提げ行き、訳の分からぬ事を言う。
これによって知れ渡る。