名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-06-04から1日間の記事一覧

かなりの大火事

元禄14年12月30日。申刻(午後3時)、巾下あめや町恵恩院家老の借屋から火が出る。夕暮れになってなってやっと消し止める。文左衛門は城内へ出かけるが、おさまったので帰る。片町まで燃えて6町(1町は約100メートル)、鍵数は800軒と云々。

餅がのどにつかえたか

元禄14年12月28日。鈴木治部左衛門は医師とともに小豆煮の餅を食べて、食べ終えると気を失う。そして終には死んでしまう。年は55。

江戸の金本位、関西の銀本位は有名です

元禄14年12月26日。廻文がある。覚。銀子ならびに銭相場のことは昨年知らせた通り、今後は金1両は銀58匁、銭3貫900文の相場であるので、それより高値で取引しないように。この相場より値が下がった場合は自由に取引をしてよい。もし隠れて銀子…

少しの金のために殺されたのか

元禄14年12月25日。下飯田村曹洞常福寺弟子に恵海、道心坊主に即心という者もいた。即心は酒屋伝左衛門の親類であった。行いが悪くて見限られ、少しの金を持ってここに身を寄せていた。10月15日、竜興寺で江湖(曹洞宗の祝い事)が行われた。住持…

貧しさゆえだよな

元禄14年12月22日。大曽根にいた深井辻番荒川雲六が三ツ蔵で中川庄蔵口米の俵に寄りかかり、刺して袖へ米を入れて盗む。庄蔵のところで全員で雲六を縛り、俵に括りつける。刀は錆だらけ、脇差は竹のへらであった。庄蔵は直ちに町奉行へ引き渡し、牢に…

連絡ミスかなあ

元禄14年12月19日。さきが久太夫の妻となる。文左衛門は下屋敷から急いで出かける。雁の汁などが出る。文左衛門の妻・源右の家内・治部右・弥左・おかつが居た。おいとはこれを知らず、行かないともめる。その他の者も不快であった。

これで奉公人も安心して年が越せる

元禄14年12月16日。年季の奉公人を先給先請で来年も雇うようにと廻文がある。廻文は先と同じなので略す。

この地震も被害はなさそう

元禄14年12月15日。亥(午後10時)前、地震がある。

支店長が社長に会えば嬉しいもの、しかし出費も

元禄14年12月14日。寅(午前3時)から明け方まで、大空で鳥の鳴き声がする。調子が高く、細く、まるで小弓などを弾くようであった。ちどりの類かと。広井や山口あたりで聞こえる。廻文がある。切紙を以って申し入れる。殿様には去る11日4時(午前…

誰も傷つけてないのは不幸中の幸いかも

元禄13年12月13日。申(午後3時)前、善右へ頼母子に出かける。2分を賭け、赤堀次郎次郎兵衛が得る。(後略)近頃、稲生自入が乱心する。稲生伊右衛門のところへ引き取る。白昼、槍の太刀走り(口金から血溜まりまで)に手拭いを巻き、抜き身にして…

口米は上米とも言います、財政再建策です

元禄14年12月5日。申半(午後4時)過ぎ、武右へ口米の帳面に印を押しに出かける。上納は12日に行われる。口米金を4両2分1匁持参する。

どうしてだろう

元禄14年12月4日。先月8日、広井で出雲守様(松平義昌)中間が姉を切り殺し、逃げ去る。

元禄14年12月の天気です

元禄14年12月1日。雨が降る。夜半過ぎると止み、晴れる。元禄14年12月2日、晴。元禄14年12月3日。雨が降り、ジメジメする。夜更けに止む。元禄14年12月4日。晴。夜、雨がサッと降ってすぐに止む。元禄14年12月5日。快晴。元禄14…