名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

天の助けとはこのこと

元禄13年7月4日。
申刻(午後3時)、冨永彦兵衛は海部伝右衛門の家で鉄砲を見る。
近頃、箱根笹原で自然粳(じねんご)が1000石実り、人々が皆これを食べる。
木曽でも1000俵あまり実る。
文左衛門がこれを見てみると麦とよく似ていた。
飢饉の時に実ると。
飢えていた者たちはこれで利を得る。