名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

霊仙院とは光友の奥さんです

元禄11年12月21日。
この日から23日まで建中寺において霊仙院様の法事が行われる。
三百部読経は僧160人が行う。
御作事奉行横井小太夫、滝川豊前
僧の馳走人は毛利内記。
山門を護るのは足軽頭浜嶋伴右衛門・幡名弥太夫
大門は荻原八太夫・原又左衛門。
魚などを商うことは許される。
廻状がある。
一筆申し入れる。
かねてから公儀の言いつけの通り、金銀の引き替えは来年の3月までのはずである。
このため領内には古金銀貨はないことを公儀に伝えるので、面々は残らず古金銀貨を引き替えたことを来年正月20日までに書付で御側同心頭衆へ報告するように。
頭支配人がある者はその者に報告し、頭支配方からは御側同心頭衆へ書付を差し出すように御老中が言い渡されているのでその意をよく理解するように。
恐惶謹言。
12月20日。
津田権之丞
両城代衆。
さらに、このことを同心衆ならびに御足軽その他支配方へも申し渡すように。
さらに金銀貨引き替えのことは召仕などにも申し付けるように。