名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

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元禄13年11月16日。
行赦16人。
初月の忌が行われる。
施餓鬼が辰刻(午前7時)に始まり、僧は50人。
これは殿様より。
読経一部が行われ、僧は38人。
これは出雲様(松平義昌)より。
家中の輩は足軽頭以上が参拝する。
香奠を差し上げ、家老は10枚、老中5枚、礼剣は1枚。
その他は金2分、側物頭以上が出す。
一筆申し入れる。
穏便については明日17日より通常にと心得るように。
しかし、音曲鳴物遊興については来月6日までは遠慮するようにと老中が伝えられたので、よく心得るように。
恐惶謹言。
11月16日。
内藤喜左衛門。
両城代殿。
それに加えてこのことを同心衆、明組同心衆ならびに足軽、その他支配の者へも申し渡すように。
以上。