元禄14年4月14日。
廻文がある。
切紙をもって申し入れる。
中仙道を通る場合、今まで定の伝馬、人足では不足した場合は所々から助馬・助人足を出していたが、木曽路11ケ村困窮のため村々から公儀に願いがあったので、今後は定の通り伝馬25疋、人足25人を出し、助馬・助人足は出さないとする。
しかし、相談の上で定のほかに雇うことはかまわない。
このことは各承知するように。
以上。
4月14日。
三沢伝左衛門。
両城代様。
それに加えて、このことを同心衆、明組同心衆ならびに支配の者がこれを承知するようにし、足軽へも申し聞かせるように。
御覧の後は廻し、納所から城へお戻しするように。
以上。