名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

えー、通さなかったよ

元禄11年6月26日。
朝比奈定右衛門が浪人召仕を手討ちにしそね、本町御門舛形へとやって来る。
番人は押し留めて報告すると、御黒門頭水野権太夫・御門番寄合衆馬場三右衛門・横井伊右衛門が現れる。
27日に傷がもとで死んでしまい、死体は町奉行へ渡される。
朝比奈定右衛門・その弟助右衛門ともに26日夜に行方をくらます。
28日、片場七軒町の辻番が追放となる。
これは26日に傷を負った者を通した罪による。