名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

そりゃ預かりたくはないですね

宝永2年10月3日。
評定所東へ3人扶持御目見水野只助が入る。
父は水野丹右衛門といい、馬廻でその前は書院番を勤め、奥州の者であった。
只助は身持ちもよくなく、その上盗みをはたらくとの噂もあった。
あるいは金をとって車を引いていたとも。
小万物や曽右衛門のところへ入った盗人かこの者かと。
伯父の医者石井養仙に只助を預けられるはずであったが、病気で召仕もいないからと申し開きをして固辞したためこの如く。