名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

金が絡むと人間我を失う

宝永1年12月27日。
万五郎様足軽東源内・伊藤与次右衛門と雇い煮方の男木曽右衛門の3人が頼母子のことで台所で口論するうち、外の台所の前で木曽右衛門が脇差を抜き、源内の左の肩を斜めに切りつける。
源内も抜き、木曽右衛門の指1本を切り落とす。
そのうちに人々がこれを制する。
与次右衛門は知らぬ顔をしていたのが不届きと源内と2人評定所東屋敷に入る。
木曽右衛門は下屋敷奉行に預ける。