名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-06-13から1日間の記事一覧

仲直りは嘘だった

元禄15年4月28日。昼過ぎ、日置鉄砲台屋西村理右衛門宅で村瀬市左衛門を国友甚兵衛が不意に切りつける。市左衛門は相手をしようと後ずさりする。すると甚兵衛は迫り来て、座敷から廊下を過ぎ、終には奥の間で切り殺される。頭や肘を切って甚兵衛は立ち…

本を読んでもいまだに頼母子がよくわかりません

元禄15年4月25日。昼過ぎから文左衛門は斎谷甚右のところへ出かける。頼母子の振る舞いがあったので。料理はとても美味であった。文左衛門は残り、丑刻(午前1時)過ぎに帰る。頼母子の掛けは毎年春は3月25日、年末は11月25日、今年11月25…

一体この材木は何に使うのか

元禄15年4月20日。文左衛門に源太1尺1寸(1尺は約30センチ、1寸は約3センチ)、丈物(1丈は約3メートル)2本が届く。甚五右に頼み、代金は420文。他に1尺1本、8寸2本も届く。代金は340文。

むごすぎる

元禄15年4月19日。未(午後1時)過ぎ、鳥居八右衛門長屋の馬屋が焼ける。すぐに消し止める。2,3日前、長久寺筋に3歳ばかりの捨て子があったが、犬がこの子を食い殺してしまった。

めでたいことだから皆さんちゃんと知ってなさいよ

元禄15年4月18日。廻文がある。切紙を以って申し入れる。姫君様は今月13日巳の后刻(午前11時)にお輿入れなさる。この時、侍女﨟のため城より右衛門佐殿が出かけ、高瀬殿やその他の酌や配膳の女中衆も参られ、天気もよく、婚礼の規式(作法)など…

確かに馬鹿げて愚かな行為だ

元禄15年4月17日。辰3刻(午前7時過ぎ)前、祭礼が始まり、未刻(午後1時)に終わる。(中略)文左衛門は家中の者と2丁目へ見物に出かける。山車が戻って来る際、甥の19になる上田五兵衛養子弥一左衛門がひどく酔っぱらい、伝馬町で見物していた…

東照宮祭の始まり

元禄15年4月16日。舞楽が例年通り行われる。

初期消火は完璧

元禄15年4月9日。未(午後1時)前、呉服町油屋助九郎向いの木薬屋裏の手習師鷲崎将曹の家で畳から火が燃え上がろうとするのを消し止める。

尊いというけれど大金が集まってるような気もします

元禄15年4月7日。未半刻(午後2時)頃、江戸から木曽路をやって来た本願寺門跡が新町を通る。鍋屋町筋を通り、通りには人があふれ、金や銭をまく。この尊さは言い表すこともできない。この地町人何某が自宅に立寄り、茶を飲んでもらおうとするが願いは…

大失態だと思うんですが

元禄15年4月1日。交代で江戸へ出かけることになる書院番10人に石川壱岐守の屋敷で褒美が下される。その中には小頭が1人。その中の増田只左衛門の子中奥組の1人が時刻を過ぎても現れなかった。2度使いをやるも、留守で現れなかった。横井源五兵衛が…

元禄15年4月の天気です

元禄15年4月1日。曇。夜半から雨が降る。元禄15年4月2日。辰刻(午前7時)、雨が止む。その後、晴れる。元禄15年4月3日。曇。元禄15年4月4日。明け方前から雨が降る。元禄15年4月5日。曇。未(午後1時)過ぎから晴れる。元禄15年4…