名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

めでたいことだから皆さんちゃんと知ってなさいよ

元禄15年4月18日。
廻文がある。
切紙を以って申し入れる。
姫君様は今月13日巳の后刻(午前11時)にお輿入れなさる。
この時、侍女﨟のため城より右衛門佐殿が出かけ、高瀬殿やその他の酌や配膳の女中衆も参られ、天気もよく、婚礼の規式(作法)などは万端整う。
上々様は大変喜ばれる。
両少将様、右近将監様、但馬守様その他縁者の方々も御出でになる。
次に親しい出入の衆が参られ、もてなしがある。
このことを家中の輩に知らせるようにと江戸より申して来たので支配の衆へ申し聞かせるように。
以上。
4月18日。
都筑弥兵衛。
両城代様。
小頭衆から添えられた切紙には21日のこの祝儀に参加するようにと。