名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

臭い物にはふたをしましょう

元禄14年4月27日。
卯上刻(午前5時)、下屋敷比丘尼住居で中間小屋番肝煎磯右衛門という者を平中間権助が卯(午前6時)過ぎ寝所へ押しかけ、紙帳(かや)越しに頬から切りつける。
そして直ちに立ち退く。
磯右衛門はいまだに死なず。
詮議が行われる様子である。
理由はわからず、借金のことかと。
25,6日あまり養生する。
しかし、事を荒立てず、ただの喧嘩ということにする。
磯右衛門には暇を出す。