名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

なぜ3人だけ

元禄9年8月25日。
快晴。
公は御下屋敷において御弓の衆の遠矢を御覧になる。
何れもよく勤めたので御褒になる。
その上、時服(褒美の衣類)を21人に下される。
師匠らはこれを納戸より請け取り、自ら渡す。
その中で瀬尾仙右衛門・加藤仁右衛門・井上伊兵衛は御褒もなく、時服も下されなかった。
面目をなくすと。
あるいは御叱りになったとも。
文左衛門は鈴木左之右衛門・成田平次右衛門・同長左衛門と笠寺の天神を参詣する。
巳刻(午前9時)に家を出て、夕暮れ前に帰る。