名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

突貫工事の様相だな

元禄7年8月21日。
快晴。
大殿様は巳の刻(午前9時)前に御下屋敷を訪れる。
昼過ぎに帰られる。
申刻(午後3時)、文左衛門は忠四郎・政之右衛門・左之右と連れ立って志水(清水)へ行く。
大殿様御下屋敷への道が幅9尺(1尺は約30センチ)で新たに出来上がる。
人夫がたくさん集まり、畑を崩し、田を埋める。
杖突(測量の役人)は唾を飛ばしながら早口でまくし立てる。