元禄9年12月12日。
明け方、五十人目付山村水右衛門・小川六太夫右の2人が新野浅右衛門のところへやって来て、浅右衛門嫡三之右衛門に会って話をする。
先月20日、武田三益の講釈の場で鈴木勘六が話したようで、三輪都という座頭に17、8から30まで女浪人を頼んだことでの詮議があると。
三之右衛門に挨拶して2人は帰る。
浅右衛門からこのことを榊原文左衛門へ報告をする。
そして用人井上藤太夫のところへ三之右衛門を渡す。
浅右衛門は遠慮となる。
18日に三之右衛門に追放を言い渡される。
浅右衛門は逼塞となる。
29日に参上する。
新野久右衛門・牧野弥右衛門は28日に参上する。
新野宅左衛門は追って参上する。
何れも逼塞となっていた。