名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-10-18から1日間の記事一覧

自殺未遂の次兵衛さん

宝永2年閏4月29日。並河次兵衛については加藤三十郎に預ける。来月2日、次兵衛屋敷は差し上げる。養子の廻文がある。

真実は如何に

宝永2年閏4月26日。亥(午後9時)前、巾下押切町福泉院という山伏が近所の畳屋召仕の女を袈裟懸けに切る。女は翌朝死んでしまう。近頃、巾下に妖物が出るとの噂があった。妖物の噂があったので様子をうかがっていると女が白帷子を着てやって来た。再三…

カッとしやすい性格だな

宝永2年閏4月24日。昼前、袋町・長者町と長嶋町間の町屋から火が出る。すぐに消し止める。野崎源五右衛門家老(おとな)の何の六郎右衛門という者の町屋であった。借屋木引五兵衛の娘17歳が同じ借家の襦袢を盗んだとからかわれた。娘はこれを恥じ、怒…

酒に酔って殺されるとは

宝永2年閏4月22日。野呂増左衛門が尾張を発つ。近頃、岩之丞様草履取が四つ谷堀端で自害する。近頃、永井金左衛門若党が酒に酔って暴れたので向いの屋敷で成敗する。

妥当な順位ですか

宝永2年閏4月23日。熱田神宮寺内不動院、愛染院が色衣着用を許される。これは護持院からの免許による。この日仰せ渡される。礼は官僧(官位を授けられた僧侶)の次、平僧の上へ。 以前から佐分伊左衛門出雲守様用人は不埒な行いが数々ある。高屋善之丞稲…

灰取場で火事って不思議、灰って燃やさないとできないはず

宝永2年閏4月18日。夜、灰取場で少し火事がある。

なぜ自殺しようとしたのだろう

宝永2年閏4月15日。申(午後3時)頃、35歳400石馬廻並河次兵衛は僕1人を連れ、加藤三十郎のところへ行くといって出かける。まずは旦那寺守綱寺へ出かける。召仕は大須へ行くようにと先にやり、その後、墓所で小刀で肘と腹を少々切るが切り損ね、…

これが入札ってやつですか

宝永2年閏4月13日。巳(午前9時)から文左衛門は曽右・瀬左と松軒の屋敷へ出かける。瀬左は作(佐久)の石を買い求める。高さは1丈(約3メートル)あまり、幅は広いところで4尺(1尺は約30センチ)。代金は2両、届賃は1分。帰りに瀬左に寄り、…

10日も準備期間があれば大丈夫だろう

宝永2年閏4月12日。野呂増左衛門が10日の準備で、22日に江戸へ発つように仰せ付けられる。大工善治郎、源介、与左衛門の3人、町からの大工30人を召し連れると。霊仙院様霊屋が焼失したため。

これも被害はなさそうです

宝永2年閏4月9日。申(午後3時)過ぎ、数度地震がある。

清左衛門、作右衛門に惣左衛門はいかなる関係

宝永2年閏4月5日。亥半(午後10時)、伝馬町石臼屋裏の薪部屋から火が出るが消し止める。外へは燃え移らなかった。清左衛門は逼塞する。武井作右衛門がここに行って五十人目付市野辺惣左衛門をとがめる。

病気なら仕方がないか

宝永2年閏4月4日。酉半(午後6時)、光物が乾(北西)から巽(南東)へ飛んで行き、落ちそうになりながらまた東へ飛んでいく。とても低いところを飛ぶと。隼人正組小川作左衛門は眼の調子がとても悪いと願い出て、この日10人扶持となる屋敷は差し上げ…

麦の値段は米の値段の9割とか

宝永2年閏4月2日。蔵の麦の値段は1両で9斗。

宝永2年閏4月の天気です

宝永2年閏4月2日。晴。宝永2年閏4月6日。曇。辰(午前7時)過ぎから雨が降る。段々とジメジメする。宝永2年閏4月7日。晴。宝永2年閏4月10日。曇。辰半(午前8時)から雨が降る。巳刻(午前9時)に止む。その後、薄曇となる。宝永2年閏4月…