名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

カッとしやすい性格だな

宝永2年閏4月24日。
昼前、袋町・長者町と長嶋町間の町屋から火が出る。
すぐに消し止める。
野崎源五右衛門家老(おとな)の何の六郎右衛門という者の町屋であった。
借屋木引五兵衛の娘17歳が同じ借家の襦袢を盗んだとからかわれた。
娘はこれを恥じ、怒って放火した。
その放火に使った糸が娘の機の糸と同じであったので知るところとなる。
娘は牢に入り、五兵衛は家主に預けられる。