名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

姑息な奴だ

宝永2年6月23日。
文左衛門は忌明けで彦兵殿へ出かける。
役料手形の裏判を取る。
近頃、代官粕谷岡右衛門は巾下の屋敷を拝領するが、引っ越しをせずにほかの者に貸し出し、自分は屋敷を借りる。
それならば屋敷は差し上げるようにと国奉行から内意がある。