名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2024-03-21から1日間の記事一覧

何という女だ

宝永5年8月30日。里子殺しの込野村久円の女房が込野村三昧に磔となる。今月、前津小林村初めて2つの村に分かれ、庄屋も2人になる。春日の社は前津の方に属する。久円女房は白状して、養子の口に田の土を押し込んで倒し、2、3度振り回して毎回殺した…

これなら楽なのでは

宝永5年8月29日。八重姫様通行の際、道筋の長屋は窓ぶたはせず、中から戸を立て置くように。手桶・提灯を出す必要もない。通られる道筋の掃除は格別見通せないところは申し付ける必要もない。通筋の門番人は番所へ出勤(イは相詰候)する必要はない。1…

そりゃ2度も取り逃がしたら大事だ

宝永5年8月28日。又左衛門をまた逃がしたことを、朝飯後に文左衛門は加藤平左と市に頼まれ、小頭衆に報告する。このことでは毎日小頭へ出かけ、伝左へ出かけ、書付などを取り次ぐことが日に2度、また夜も出かけるなど忙しかったのでいちいちここに書き…

弥次右衛門と若尾留右衛門の関係がわからない

宝永5年8月24日。先年から自ら是トと号した岩下又左衛門がこの夜また逐電する。この夜の番人は、夜は尾崎忠助・昼は大久保源左衛門・夜は大田藤右衛門・夜は田島儀兵衛・昼は都筑理左(右)衛門であった。28日に小頭に報告したのは、24日は1日中牢…

急に言われても

宝永5年8月21日。大沢無手右衛門のところへ明日4ツ(午前10時)頃に歩銀(手数料)返納と云々。このためどうしようもない物まで質に入れ、何とか工面すると。

借金するのに偉そうだな

宝永5年8月20日。未(午後1時)頃、日置村久兵衛借屋から火が出ようとする。すぐに消し止める。但馬守様(松平友著)が金を借りられると云々。このため熱田ならびに国寺社方・町方などへ6日まで申し渡しがある。ずいぶんと吟味してから金を貸す者を申…

渡辺飛騨守は虚弱です

宝永5年8月19日。渡辺飛騨守は養生のため三州へこの日出かける。15日、病後初めて下屋敷へ行かれる。

どんな事件だったのだ

宝永5年8月18日。大井甚右衛門は困った取り扱いをしたと水野藤兵衛・三尾惣右衛門2人に老中が申されたと云々。遠慮するべきかと尋ねるとそれには及ばずと云々。代官三尾善八・佐田弾助もお叱りにあい、同様。惣右衛門手代2人は追放となる。内1人は甚…

小普請って閑職

宝永5年8月15日。辰(午前7時)過ぎ、文左衛門は源右のところへ出かける。文左衛門の改名が済んだので彦兵ならびに武右へ礼に行く。近頃、五十人目付小池忠助は役儀不得手なため役を解かれて小普請となる。

確かに日食や月食は不気味

宝永5年8月14日。禁裏(宮中)から日月食と天変があるので熱田社に祈祷を仰せ付けられ、大天侍の奉書が田島丹波守仲頼のところへ届く。御侍衆が到着する。

もうリラックスモード

宝永5年8月13日。午(午前11時)前、文左衛門のところに大森寺がやって来たので酒などを出し、それから政右と共に和尚と成就院へ行き、酒を頂く。それから大森寺へ行き、そば切などを頂き、風呂に入り、楽しむ。熟睡して夜が明けて辰刻(午前7時)に…

何と女好きな男

宝永5年8月10日。昼過ぎ、伝左へ出かける。少し前からの覚えを書いて小頭に遣わす。酒や食べものを頂く。近頃、美男で幸左衛門兄である千村源兵衛の甥が江戸で少し前に伯父の妻を犯して勘当となりこの地にやって来ていた。源兵衛のところに世話になって…

やっと捕まりましたか、でも実は次があります

宝永5年8月9日。目付衆困窮の願いにより、3斗5升俵で100俵ずつ役料米が下される。ただし、高300石以上には役料はなかった。五十人目付には20俵ずつ役料が出て、押の者には扶持が1人ずつ増える。昨朝、伝左衛門召仕磯右衛門と大久保源左衛門召…

ちゃんと報告しないと

宝永5年8月7日。この日、彦兵殿が又左衛門のことを老中に報告する。横内半兵衛も国用人に報告する。

嘘ついてる

宝永5年8月6日。文左衛門の父親は善大夫に名を改め、文左衛門は父親の名を賜り、定右衛門と改めるようにと。文左衛門はいまだ頭に報告をしていない。側御用人武田文左衛門がいるので急いで名を改めてはと。父の名を名乗れば目立たないのではとの彦兵殿の…

伝左衛門は焦っている

宝永5年8月5日。辰刻(午前7時)、伝左から文左衛門を呼びにやって来て、又左が逐電したことをすぐに届けるべきか、1両日内緒にして探すべきかと云々。文左衛門が源右に聞くと、8日朝までは内緒にしておいていいだろうと云々。

伝左衛門の落ち度だな

宝永5年8月2日。夜、都筑伝左衛門に御預けになっていた岩下又右衛門が逐電する。日頃牢にも入れず、召仕同然の扱いをして屋敷の草などを取らせ、その上米などを搗かせていた。衣服を担いで棒を持って逃げ去った。西の藪垣をくぐって出たようであった。翌…

宝永5年8月の地震です

宝永5年8月10日。寅ノ半(午前4時)、続けて2度地鳴りがする。宝永5年8月14日。丑(午前1時)前、地震がある。宝永5年8月17日。日の出前、大きな地鳴りがして少し揺れる。宝永5年8月18日。夜中、地震がある。宝永5年8月24日。丑刻(…

宝永5年8月の天気です

宝永5年8月1日。曇。夜は涼しい。宝永5年8月2日。快晴。朝は涼しく、綿衣を着る。宝永5年8月3日。快晴。夜中から雨が降る。宝永5年8月4日。雨が時々降り、時々止む。申(午後3時)前からジメジメする。宝永5年8月5日。雨が降るが、時々止む…