名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

しかしこんな大金返せるのか

元禄11年2月14日。
去年の冬、大晦日に自害した七間町下松本町荒物屋新右衛門の死体、首が土器野で獄門となる。
新右衛門はとても贅沢好きで、小西仁右衛門から130両、桜町菓子屋惣兵衛方から50両、袋町安祥寺から10両、その他53両ずつを方々から借り、手形は町代薮下5人組の判を偽造するような悪人であった。
新右衛門の道具だけが没収され、親や弟はそのまま家に住み続けていた。
ただし、借金した者にはきちんと返済するよう申し渡される。