名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

稲姫は松平義昌の娘

宝永3年7月24日。
稲姫様は産後に乳が腫れ、熱が出て食事がとれず、乳が破れる。
長尾全庵が処方するが、4,5日前から奥山賢徳院が処方する。
昨日夜中に急変し、明け方卒去される。
伊東駿河守の妻で年は26。
26日子刻(午後11時)に出棺する。
伊東氏の菩提所臨済品川東善寺に葬り、瑤台院殿性光慈厳大姉と号す。
27,8の両日法事が行われる。
8月7日、8日出雲様から法事が行われる。
出棺の際、出雲様家老、番頭、用人、取次役が供をする。