2023-01-10 女房あっぱれ 鸚鵡籠中記 元禄9年5月4日。快晴。申刻(午後3時)、遠くで雷の音がし、乾(北西)の方角で雲がわき、少しの間雨が降る。1昨日の大工権三郎に金3粒を払い、鵝目(銭)300文を渡して小戸を拵えさせる。この日からやって来て、斧を使う。出雲守様御納戸鳥居喜右衛門が乱心する。自害しようとするのを女房が止める。