2022-08-20 いつの時代の酔っぱらいは面倒 鸚鵡籠中記 元禄4年1月15日。伊藤宇左衛門召仕牛平が久屋町安左衛門と申す者のところへ使いに出かけた。するとその家で酒に酔っぱらった伏見町酒屋六尺(下僕)が脇差しを抜いて牛平に切りつけようとしたので、牛平はすぐにそれを取り押さえる。ちょうどその時、町奉行足軽や青木小左衛門などがやって来て牛平の手柄を褒めたと。翌日、町奉行へ六尺を渡して牢に入れる。六尺は長い脇差しを差しており、これもまたお咎めの一つとなったと。