2024-08-23から1日間の記事一覧
正徳1年5月30日津守様(松平義行)の入仏事。鈴木安大夫槍持ちと中間が建中寺門前の酒屋にて酒代を誰が出すかで喧嘩となり、供を帰して2人ともどこかへ行ってします。文左衛門はこの日長屋を葺く。
正徳1年5月29日。法事が行われ、辰刻(午前7時)に千部が始まる。馳走奉行は寺西図書・服部小十郎・西尾三郎兵衛。卯半(午前6時)に供揃え、公は辰刻(午前7時)に出発し、建中寺に装束で入られ、直衣・装束で帯剣せずに詣でられる。隼人・山城・飛…
正徳1年5月28日。文左衛門は長屋の棟上を行う。
正徳1年5月24日。大樹(将軍)の茶壷が本町を通り、宮に泊まる。
正徳1年5月21日。かねてからの約束で光明寺へ丹左・半左・弥次右・小一と文左衛門は出かける。夕飯後、段切麦・酒などに大いに食べて飲む。半右は泥酔し、意識がはっきりしなくなった。そのため駕籠を借りて乗せたけれど、とても危なしかったので両脇に…
正徳1年5月18日。近頃、辰巳の櫓で二の丸様は馬ノ頭を御覧になる。公は御下屋敷でご覧になる。国方・町方に内々に話が合って馬の頭が出る。警固はたくさんで、今まで見たことがないようなものが出る。小手をさし、棒を突き、髪を振り乱して肘を捻り、笠…
正徳1年5月15日。沢の観音堂が落成する。今月9日から29日まで開帳する。丁寧な堂の仏具などはほかの寺ではないようなものであった。橘屋助五郎の嫡子が昨年死に、400両が入ったので再興する。嫡子は本誉了居士という。
正徳1年5月13日。道中高札の用務で金10枚ずつを歩行目付小堀源蔵・大平弥五兵衛に、金3両ずつを小人目付2人に。
正徳1年5月12日。水野で去年から飼っていた鹿5頭を御深井へ連れて行く。1頭は途中で死んでしまう。
正徳1年5月11日。文左衛門は餅米1俵を1両で8斗5升で売り払う。
正徳1年5月9日。九条様館の作事を行うので成瀬藤大夫・上田伴右衛門が承り、作事奉行今井甚左衛門に仰せ付けられる。11日のこの用務のため足軽頭蔦木丹左衛門・鈴木伝太夫に仰せ付けられる。
正徳1年5月5日。近頃、伊勢町伝馬町下る町で町医者若山玄昌の娘23歳が父の脇指を腹に突き立てたが、死ぬ前に両親が見つけて押し留めた。書置と歌が残っていた。父の貧乏を悲しんでのことであった。さらに身持ちもよかった。生きていたので治療をし、金…
正徳1年5月3日。小頭からの廻文がある。公が名古屋にいる間は毎月の礼日など修理殿が登城するので、そう心得て組中早く頭へ出向くように。日の出前か日の出頃に出向いているのが当然と云々。これは番であっても礼日であっても村瀬弥兵衛が速く出向かなか…
正徳1年5月5日。5つ半(午前9時)、供揃えが行い、巳(午前9時)過ぎ、長上下で建中寺を参詣する。廟、霊屋、瑩珠院様、守殿へも参詣する。正徳1年5月7日。明け方寅(午前3時)前、定光寺を参詣する。目付鈴木安大夫は遅参し、自ら過料を出す。公…
正徳1年5月24日。卯半(午前6時)、地震がある。
正徳1年5月3日。卯半(午前6時)過ぎから雨が降る。申(午後3時)から雨が止む。正徳1年5月4日。晴。正徳1年5月5日。曇。時に晴れる。正徳1年5月6日。薄曇。正徳1年5月7日。辰(午前7時)から雨が降る。段々とジメジメする。1晩中雨が降…