名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

悪名高き本寿院様

元禄15年5月25日。
御屋形で役替えが行われる。
平野忠右衛門が加藤甚内の後役で奥番となる。
(中略)
忠右衛門妻は初め本寿院の使役であった。
誠公(綱誠)は国元での好色が公にされなかったので親密であった。
本寿院が聞いてきてもうまくはぐらかしていた。
これで本寿院のお気に入りとなっていた。
今度の役替えも本寿院の思し召しと。