名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

おー、怖い

元禄10年4月21日。
曇。
巳(午前9時)過ぎると雨が降る。
7日の夜、熱田天王社南新宮前の銀杏の木の下に木でできた人形が捨ててあった。
紅白の縮緬(ちりめん)の衣をまとったとても美しい女の人形であった。
ただし、大釘が身体を貫いていた。
その後、渡辺監物の妻が妊娠中に死んでしまう。
世間では監物が愛した妾が妻を呪っており、人形も妾の仕業だと。
後に妾を捕らえて牢に入る。
8寸釘(1寸は約3センチ)7本を身体に打っていた。