名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-02-05から1日間の記事一覧

そんなに遠くから水をひくとは

元禄10年4月28日。近頃、大公(光友)が猫ヶ洞の水を大曽根の御池に引くことを命じる。水路は湫を掘り、樋を埋める。湫とは水を通す溝のこと。高いところは樋を用い、歩卒が多く集まる。冨永内左衛門がこれを担当し、水奉行3人が監督する。御池は猫ヶ…

どうやらそれまでは各々が家に設けて危なかったようです

元禄10年4月27日。曇。辰刻(午前7時)に雨が止む。建中寺東に鳥銃(小銃)場を造る。軽卒(身分の低い武士)頭2人がこれを管理する。先鉾の軽卒をその役とする。南北72間(1間は約1.8メートル)、東西10間。人もお金もたいそうかかる。

4月26日の天気です

元禄10年4月26日。曇。深夜に雨が降る。

4月22日の天気です

元禄10年4月22日。雨が降る。

おー、怖い

元禄10年4月21日。曇。巳(午前9時)過ぎると雨が降る。7日の夜、熱田天王社南新宮前の銀杏の木の下に木でできた人形が捨ててあった。紅白の縮緬(ちりめん)の衣をまとったとても美しい女の人形であった。ただし、大釘が身体を貫いていた。その後、…

東照宮祭です

元禄10年4月17日。快晴。祭礼が例年通り行われ、午(午前11時)過ぎに終わる。

めでたい日には銭と餅をまく

元禄10年4月15日。八事山遍照院興正律寺で大日像が開帳される。この日から明日まで。餅と銭がまかれる。大公(光友)の命令で、金で鋳る。長さは1丈2尺(1丈は約3メートル、1尺は約30センチ)。冶工らはしっかり働かなかったので春を越え、やっ…

でも死んじゃあいかんよな

元禄10年4月13日。川名あたりで中西理右衛門の山の住人が松の枝に縄をかけ、首をつって死ぬ。犬堂あたりの者で、親に背いて家を飛び出し、こうなると。

4月9日の天気です

元禄10年4月9日。曇。巳(午前9時)過ぎると雨が降る。その後はジメジメする。夜中には止んで風が吹く。

4月8日の天気です

元禄10年4月8日。薄曇り。

4月5日の天気です

元禄10年4月5日。申(午後3時)過ぎると、東の方角に雲が起こり、雷が鳴る。雷が数度轟き、稲妻が空を照らす。とりわけ大きな雷があり、氷塔を砕くような音がして深井丸に落ちる。御中間頭のいた場所の前庭に落ち、杉の木を裂く。

何という父親か

元禄10年4月1日。近頃、酒井茂左衛門妹の目付竹尾茂右衛門妻が自殺する。この女は藤田弾蔵の娘であった。茂右衛門父残夢がこの妻を犯していた。事のあらましが発覚したので自殺したのが真実であった。遺言は御用箱に入れてあり、4月1日に御用番に渡り…