2023-10-27 こちらは綱誠の側室 鸚鵡籠中記 宝永2年6月3日。梅昌院様の入仏事、施餓鬼が行われる。昨日未(午後1時)頃、津守(松平義行)は高須を発駕(出発)のはずであったが、安芸へ川水が出たため、この日未刻(午後1時)に発駕する。戌刻(午後7時)に松寿院に入られ、亥半(午後8時)頃、屋敷に入られる。この屋敷は但馬様(松平友著)の元の屋敷。先月、津守様は瑞応寺に高須の時の鐘を仰せ付けられる。小出晦哲が鐘の銘を持参する。料理ならびに紋付・帷子・白銀2枚を下される。