名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-06-23から1日間の記事一覧

役職手当も当時からあるんです

元禄15年6月30日。役料の手形が1両で7斗9升で4両3分に銭264文。高須で川口三右衛門百姓で本庄の者である津守(松平義行)口の者(馬の口を取る者)文兵衛がこの日未明に中間を少し切りつけ、逐電する。喧嘩ということでもなし。特に津守入国に…

これも用務だそうで

元禄15年6月23日。文左衛門は政右と用務で白鳥へ出かけ、日暮れ前に帰る。船で船蔵へ行き、見物する。北の方は千賀志摩が預かる場所であった。よし丸が特に大きく、18間(1間は約1,8メートル)に5間もある。その他に舜光丸、再鷁丸なども美しい…

いつもように遊びほうける文左衛門さん

元禄15年6月22日。申(午後3時)から甚右・小市・甚蔵と共に漁に出かける。稲生村で賄斎藤甚平のところへ寄る。はえ汁などを頂く。大野村仁右衛門の造った白梅酒を頂く。味醂のようであり、その美味しさは口では言い表すことはできないほど。清らかな…

天王祭ですよね

元禄15年6月16日。祭礼が例年通り行われる。

毎年リハーサルは行われる

元禄15年6月15日。試楽が例年通り行われる。

鶴さまさま

元禄15年6月12日。近頃、木挽町屋敷内の海に鶴1羽がやって来て6、7日間そこを離れず。このため公儀歩行目付が毎日見廻りにやって来る。その度に供応がある。6、7日いて鶴は飛んで行く。

蔵への買い上げと現物支給

元禄15年6月11日。値段立で4分、米で6分。金1両で米7斗8升となる。

こんなに簡単に貰われるものなの

元禄15年6月10日。近頃、大津町鋸屑売の子が兄弟2人で伊勢参りへ出かける。宮川で京都の女中に貰われる。弟は10歳であった。参拝してから京へ遣わすと。母親は寡婦であった。

雇う前のリサーチは大切

元禄15年6月5日。先月25日、足軽頭蛯江市之進は蒲原に泊まった。江戸へ彦坂平太夫の代わりに向かうところで、浜嶋伴右衛門が一緒であった。足軽の某が昨夜の泊まりで宿から着る物を1人1枚ずつ借りていた。他の足軽は皆これを着て寝ていた。某が遅く…

藤右衛門が罰せられるなんておかしくないですか

元禄15年6月9日。辰半(午前8時)過ぎから文左衛門は源太左・瀬左・曽右・加兵・平四・平次左と船遊びをする。亥半(午後10時)に帰る。楽しいものであった。少し前の4月28日のこと、近江守中間久助・清九郎が長久寺下の済家宗(臨済宗)大用寺表…

何も獲れなかったか

元禄15年6月6日。申刻(午後3時)、文左衛門は五右・伝右と志賀のあたりへ漁に出かける。日が暮れて帰る。

遺産相続ですかね

元禄15年6月2日。浄心の跡目がなかったので金2両が源右から文左衛門に分け与えられる。母には2両。先日も15両。

元禄15年6月の天気です

元禄15年6月1日。雨でジメジメする。申(午後3時)過ぎには止む。夜更けには晴れる。元禄15年6月2日。晴。朝、濃い霧が出る。元禄15年6月3日。雨。未(午後1時)過ぎると止む。元禄15年6月4日。薄曇。巳(午前9時)過ぎから雨が降る。半…