名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

灯台下暗しとはこのことか

元禄11年。
この年、熱田の伶人(楽人)が絶えて久しき楽を再興した時、それは府下の楽家より伝えられたものであった。
仁明天皇の時、尾張連浜主が110歳で長寿の楽を奏した。
この浜主は元熱田社の伶人で楽に長けていた。
今も朝家(皇室)の楽官は浜主の譜面を伝えていると。
熱田には今も伶人が12・3家あるが、かえって浜主のことを知らない。