名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

いろいろあった6月最終日

元禄7年6月30日。
申の刻(午後3時)、少し雷が鳴る。
この日、触状が来る
一筆申し入れる。
御入国の御祝儀として、来月2日に御能を催されるので同心衆は見物するようにお言いつけになる。
6ツ半(午前7時)に登城するよう申し付ける。
また、拝謁もあるから。
同心の子息兄弟衆も見物するはずであるので、同じ時刻に参上するよう申し聞かせる。
恐惶謹言。
6月晦日
堀治部右衛門。
この日、星野半之右衛門役の者が半右衛門に御預けとなる。
程なくして牢に入る。
これは惣嫁(売春)宿に関係してと。
清助借屋と同類の女7、8人が牢に入る。
出来町の比丘、あかず門の七など。
この夜、夜更けに小頭衆からの触状が来る。
火の用心につとめ、御能が催される間は鉄砲の稽古などはやめるように。
沢井三左衛門の意向とのこと。