名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

今の時代でもあること

元禄8年3月25日。
快晴。
先日、総見寺の堀に4歳ばかりの捨子があり、石で沈めようとしてあった。
近頃詳しく調べがあり、明らかになる。
御器屋(椀屋)の婦人の仕業で、夫は婦人に暇を取らせて犬山へ行ったと言っていた。夫人は子育てにつかれ、弟子と共謀して犯行に及んだと。
この婦人の姉は安西文右衛門の女房であった。
そのため文右衛門は桜木加右衛門に御預けとなる。
文右衛門は宮川牛右衛門の子であった。
この地で加右衛門は文右衛門を身元を請け負うため家来分にしていた。