名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-07-22から1日間の記事一覧

元気な母だなあ、でも火事場のバカ力か

元禄16年3月30日。様物がある。丑刻(午前1時)、なやうら岐阜屋裏の町屋が両側1町(約100メートル)ほど放火で焼失する。昨年焼けた場所と同じ。申(午後3時)前、伏見下小姓堀田甚右衛門は江戸へ出かけ留守であった。清須より出入りしていた婆…

こりゃ、物騒だ

元禄16年3月27日。近頃、湯本貞右衛門座敷の前の塀を切り抜いて盗みが入る。座敷にあった鞍などを持ち去る。湯本貞右衛門は江戸におり、留守であった。小藤円右衛門の塀を乗り越えようとすると通りがかった者が者があった。届けたのでここでは盗まなか…

生臭坊主とはこのこと、嫉妬か

元禄16年3月26日。寺社奉行の所へ常明寺を呼びつけ、大光寺の後任住職がなかなか決まらないことで檀家衆にいろいろ言って邪魔をするのは甚だ不届きであると言いつける。黒犬に衣を着せたようで大悪人の僧だと散々悪口を言い、叱りつける。常明寺は面目…

報告忘れは致命傷

元禄16年3月22日(ママ)。午刻(午前11時時)、清水町酒屋太郎右衛門裏の灰屋から火が燃え上がろうとするのをすぐに消し止める。朝、長者町2町目伽羅油屋(鬢付け油)勘左衛門を町奉行が博奕の容疑で召し捕らえる。椽の下に隠れていたのを縛る。近…

考えごとでもしていたか

元禄16年3月24日。近頃、堀田弥五右衛門が建中寺内下馬の場所を馬に乗ったまま通る。過料(制裁金)を払う。

塀があれば安心

元禄16年3月23日。文左衛門は西境の舎塀を築かせる。8間(1間は約1、8メートル)近くなり、1間あたり100文。

これは計画的だ

元禄16年3月22日。近頃、織田宮内家老の堤左一右衛門という者が同じ役の与右衛門が江戸から戻る朝に逐電する。お金には無頓着だったと。書き留めたものには高野山に行き、剃髪すると云々。妻などは残していき、道具などは全て移してしまい、何もないと。

距離の割に家はまばら

元禄16年3月21日。丑半(午前2時)、枇杷島橋の向かい側、小田井向かう道の両側1町半(1町は約100メートル)程が焼失する。棟数は28ほどある。明け方に消し止める。

どうして死ななきゃいけないの

元禄16年3月20日。兼松源兵衛悉皆人(家中を取り仕切る人)と伊勢町研屋彦兵衛が伊勢へ参り、帰りの途につく。この日、彦兵衛は四日市から船に乗ろうと言う。悉皆人は桑名から乗ると言って中間を彦兵衛につけ、桑名から船に乗る。熱田に着いて聞くと彦…

一体何があったんだろう

元禄16年3月14日。高須で津侯(松平義行)の家来を処罰する。相沢舞之進23は納戸詰の下級役人であったが切腹仰せ付けられる。矢部幸内・岡部染之助の両人も下級役人であったが逐電する。染之助はとても麗しかった。こちらは見つけ次第打ち捨てるよう…

利兵衛がもっと毅然とした態度を取っていればよかったのに

元禄16年3月8日。夕暮れ頃、紙屋利兵衛が14、5になる僕を用事で東の方へ遣わした。七間町通り、杉ノ町と桜之町の間で町人が多く集まり、大人も子どもも群れていた。この者たちがこの僕を捕らえて散々に叩いていたぶった。僕はかろうじて帰って伏せっ…

いちいち交換するのなら最初から現金支給の方がいいような気もするのですが

元禄16年3月5日。文左衛門は役料手形7斗8升を替える。6両300余り。

今や竜泉寺の湯で有名

元禄16年3月1日。松洞山竜泉寺で開帳が行われる。

元禄16年3月の天気です

元禄16年3月4日。深夜から雨が降る。元禄16年3月5日。雨。元禄16年3月6日。雨。辰(午前7時)過ぎから大雨となる。巳(午前9時)前過ぎると止み、段々晴れる。元禄16年3月7日。晴。元禄16年3月8日。夜更けに雨が降る。元禄16年3月…