名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

どうも関係も理由もはっきりしない

宝永3年11月23日。
夜、巾下新道宝蔵寺裏で荒川主馬歩行の者高橋政右衛門が六句村勘左衛門娘を切り殺す。
高橋政右衛門父は長者町に住み、半左衛門という陰陽師であった。
娘は18歳でよしという名で本妻であった。
不届きがあったので殺したと書置し、立ち退いた。
しかしながら本妻の証はなかった。
水野惣右衛門歩行の者佐伯元右衛門の家で世話になると云々。
この歩行の者も惣右衛門に預けられる。
政右衛門請人は文左衛門、下請九郎右衛門に命じて尋ねさせる。