名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

正直に知らなかったと謝ったのだから許してあげたら

元禄12年6月12日。
この夜から両御城代衆が代わる代わる御城に泊まる。
昨日までは昼の間は2度ずつ登城していた。
泊まるのは初めてで、この夜から。
小頭も昼夜西鉄門に代わる代わる詰める。
御本丸・御深井丸番所へは日に2度ずつ見廻りに出る。
この日から建中寺に仮屋などが出来上がる。
近頃、本重町でいさば売(魚屋)が大声を商売をしていた。
押者がこれを咎めると、すぐに謝って言うには、(殿様の御逝去)知らなかったと。
すぎにこれを叩くと去っていく。