名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

何といっても初代藩主ですから

元禄12年4月29日。
触がある。
一筆申し入れる。
源敬様(義直)50回御忌御法事が建中寺において来る1日から7日まで行う旨を両殿様から仰せ付けられる。
寺へは各詰めるようにとのお考えである。
支配衆も代わる代わる詰めるようにと申し渡される。
かつまた、同心は来る6日、明の同心は5日に組の中で代わり合って詰めるように。
このことは御老中が伝えられたことなのでその意を得るように。
恐惶謹言。
4月28日。
内藤与右衛門。
両城代殿。
その上、来る1日辰上刻(午前7時)には経が始まるので熨斗目を着用するように。
読経より前に代わる代わる詰めるように。
はたまた、御目見衆も親兄弟または最寄りの者と一緒に出るように申し伝える。
以上。
切紙をもって申し入れる。
源敬様(義直)御法事が来る1日から7日まで行うと両殿様から仰せ付けられる。
この御法事の間は音曲鳴物ならびに鉄砲を撃つことは止め、物静かにし、火の元などは特に注意し、下々に至るまで諸事謹むよう申し付けられたことを御老中が伝えられたので、その意を得るように。
以上。
4月28日。
山田理右衛門。
両城代殿。
その上、このことを同心衆・明同心衆ならびに御足軽その他支配の者へも申し渡しがある。
以上。