名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

都筑弥兵衛さん既にバリバリ働いている

元禄11年4月3日。
切紙をもって啓達する。
去る3日、上使小笠原佐渡守殿が御越しになり、殿様に帰国の暇を進められ、同4日、登城なされたところ西湖の間での饗応、御座の間で対顔なされ、色々と話し込まれた上で、御手自ら長蚫(ながあわび・鮑を引き延ばして干したもの)を頂戴し、御馬御拝領の仕舞を拝見し、その上、十炷香(焼香用の香)を拝領する。
いずれにしても殿様は悦び、上々様は大喜びと思われる。
このことを家中の輩に触れるようにと江戸から申してきたので支配の衆へ申し聞かせるように。
以上。
4月11日、
都筑弥兵衛。
冨永内左衛門。
両城代殿。