名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

仕事か遊びか区別がつかない

正徳3年5月10日。
文左衛門は分四に誘われ、卯半(午前6時)に納屋橋で待ち合わせて船に乗り、熱田新田の圦の場所を見物に出かける。
百介も麦の検見があったので、これ幸いと同じ船に乗り、庄屋宅左衛門のところで休憩する。
うなぎの吸物で酒が出る。
百介は酒を飲むと行ってしまう。
その後、うなぎ・こくせう(鴨肉料理)・鯔(ぼら)焼物の膳が出る。
帰りはまた船に乗り、圦の作業場へ立ち寄り、また酒を頂く。
稲荷を詣でてまた船に乗り、納屋橋より上がり、申半(午後4時)過ぎ帰宅する。