名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

ずと熱田神宮はごちゃごちゃしている

宝永1年7月18日。
近頃、伝馬町米屋一郎右衛門という者が久屋町の吉田屋治左衛門という者を手代のように扱い、500両の金を方々へ貸していたが、治左衛門が横領して素知らぬ顔と。
近頃、鳴海宿の出女(客引きの女)36人を捕らえ、牢に入る。
みだらな行いのため。
近頃、熱田126人の祢宜が申し合わせて、三頭(医王、不動、愛染)のことを訴え、前のように御幸路(参道)を通れるようにと願い出る。
熱田(神宮寺)は天台に法(宗派)を改め、社僧は清僧(戒律を守り、妻帯・肉食などの破戒をしない僧)となる。
如法院・地福院・円定坊・宝蔵坊の四頭ともに野田密蔵院の末寺となる。