名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

この僕は絶対根は良い人

元禄16年7月14日。
蛯江角右衛門は閉門を赦され、元の職に復する。
横井小太夫が行って板を取る。
申刻(午後3時)、未半(午後2時)とも、杉立権右衛門は僕に使いに遣わすと言いつけたが、伏せて出かけなかったので激しく叱りつけると肝をつぶして飛び起き、念仏叫びながらどこかへ行ってしまった。
申刻(午後3時)、鍋屋町に座って何か話していた。
文左衛門が見たところ酔っぱらいのようで捕まえにやって来た。
気が違ったとも酔っぱらっていたとも。
あるいは、権右衛門が切りつけようと刀を抜いたので駆け出して肝をつぶしたためこの如くと。