名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

この脈絡のなさが文左衛門さんの魅力

元禄8年7月23日。
文左衛門は巳刻(午前9時)に助六と平右で行き会う。
そこから作兵衛へ行き、鉄砲を10発打ち、1発当たる。
母親の昨夜の夢が気になり、未刻(午後2時)過ぎに文左衛門が覚右のところへ行くと、覚右は昨夜の子刻(午後11時時)より気分がすぐれないとのことであった。
文左衛門が行った時にはかなり熱もあり、わけのわからないことを口走っていた。
あちらこちらへと這いずり回るのをどうすることもできず眺めていた。
申刻(午後3時)過ぎ、文左衛門は平兵下屋敷へ行き、鉄砲を打つ。
20発のうち8発が当たる。
(中略)
この夜、覚右は大便を8度する。
田中宗円が鍼を立てる。
竹田三益が薬を調合する。
覚右衛門は昨日鯖を食べており、それで食あたりをおこしたのかも。