2022-12-24 終に弟子入りか、これほど当たらなくては 鸚鵡籠中記 元禄8年7月22日。昨夜からの風が止まず、雨も降る。辰刻(午前7時)過ぎには雨が止むが、風が吹く。文左衛門は井上権左に頼み、水野作兵衛の弟子となる。この日巳刻(午前9時)に初めて伺う。誓いをたて、牛頭(守り札)に血判を押す。そして鉄砲を打つ。大殿様大曽根御屋敷のひさしが壊れる。瓦石が落ち、歩いていた2人の頭を打ち砕き、2人は死んでしまう。他にも怪我した者があったので、手分けして担ぎ出した。この夜、文左衛門の母親の夢で妙起(超)が九死に一生の病となると。