名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

雷で気づかれないとでも思ったのか

元禄10年7月2日。
夕暮れ前、曇る。
雷が鳴り続く。
子半(午前0時)、雷が轟き、稲妻がはしり、雨が1時(1時は約2時間)降る。
永らくの日照りであったので、やっと雨が降って人々はとても喜ぶ。
榊の森に雷が落ちる。
この夜、榊の森に盗みが入るが、すぐに捕らえる。
春日井郡林邑も震わせる。
小原一郎右衛門という農民が鹿小屋に住んでいたが、ここを雷が震わせ、すぐに家が焼け落ち、右衛門も焼け死んでしまう。