名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これは運が悪いとしか言いようがない

元禄8年2月10日。
雨が降るが、辰半刻(午前8時)からゆっくりと晴れる。
申半刻(午後4時)から曇る。
強い風が吹き、台風のように所々の屋根を吹き上げ、垣根を倒す。
鍛冶屋町下松村善右衛門の懸塀(切懸塀)が倒れる。
その際に、ちょうど道行く人を直撃して死んでしまう。
それは御器所の者で今は浪人となっていた。
しばらくは薬を与えたので生きていた。
夜、風が吹き、深夜には雨や雪が降る。
彼岸に入り、真福寺で操り・狂言が行われる。