名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

綱誠さん、何かあるのでは

元禄4年12月。
宰相(綱誠)様御賄小塩与五右衛門が御意により女房を給わる。
この女は左官壁右衛門の娘で美人であったので奉公に出ていた。
御側に仕えていたが、ある時御小姓某がこの女を給わった。
しかし、御小姓の親がこの女の出自が卑しいのを知って離別した。
また御奉公し、今月小塩氏が給わる。
衣服が50もあり、金20両を持参する。
この月、宰相様はお忍びで小塩氏に入る。