名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

預かる方も大変だし

元禄16年11月6日。この日、町々へ預けた博奕打ちが牢に入る。

藩が米を買い上げないってことか

元禄16年11月1日。今年の暮は買留がなし。

元禄16年11月の天気です

元禄16年11月2日。巳(午前9時)過ぎから昼前まで時々少し時雨が降る。元禄16年11月4日。日が暮れて間もなく少し時雨が降る。元禄16年11月5日。朝、わずかに雪が降って止む。その後、晴れる。元禄16年11月6日。明け方、わずかに雪が降…

最近博奕の取り締まりが厳しい

元禄16年10月29日。瀬左の門の外に女乞食1人が死んでいたので町奉行に知らせる。夕暮れ前に足軽2人、てこ(手古)の者2人、つりて(吊手)2人がやって来て持って行く。この日、飯田町・鉄砲塚町、その他で博奕打ち15、6人を捕らえる。内4人は…

やはり様物って残酷じゃないですか

元禄16年10月27日。様物が1つある。国奉行・町奉行が拝領する。鈴木権左衛門という刀泥棒であった。

不意打ちだったんだ

元禄16年10月25日。辰(午前7時)過ぎから文左衛門は源兵と地蔵池へ漁に出かける。鮠をたくさん獲れ、とても楽しかった。少し前、江戸でいずれの日の未(午後1時)に老中稲葉丹後守が公の屋敷へやって来るが、老退出後で用人1人がいるだけで慌てふ…

大変だなあ

元禄16年10月20日。中西権六の仲間が乱心する。後藤伝六を連れて尾張に戻る。伯父後藤後藤忠兵衛と村井十右衛門に預ける。2人とも屋敷がなかったので願いにより従兄弟後藤久太夫のところへ置くと。権六は24日に尾張を発つ。

よほど高価な椀なのか

元禄16年10月19日。夜、源右衛門裏の貞讃元の部屋に盗みが入る。椀10人前を盗り、塀を乗り越えて立ち去る。

これがどうした

元禄16年10月18日。夕暮れから文左衛門は加兵と忠兵へ出かけ、四つ手網を持たせて見物する。亥半(午後10時)に帰る。

こういう人を大切にしないと

元禄16年10月11日。津金十次郎に7人扶持が下される。十次郎は星野勘左衛門の弟子で弓の腕がよかった。兄は瀬左衛門で飛騨守組で10人扶持を取っていた。とても貧乏で稽古を止めようとしていたので下される。

まあ、何でも人を介してるから

元禄16年10月10日。戌(午後7時)過ぎ、火事とことだが、嘘であった。

良かったじゃないですか

元禄16年10月7日。少し前の昼、天野源蔵の長屋から煙が出る。向かいの者が見つけて走って行くと鎖がしてあった。急いで台所へまわり、戸を壊して中に入ると煙草の火が葭の穂などに燃え移り、燃え上がろうとしていた。幸い消し止める。

こういうことをちゃんとメモするところは凄いと思います。

元禄16年10月5日。卯半(午前6時)、斎が行われる。辰刻(午前7時)に法事が始まる。建中寺の内陣に詰めるものには時服が3つ。相応寺に銀5枚。3ヶ所の寺に金2両ずつ。平僧に1分ずつ。座頭に10貫文。乞食へ5貫。

隼人正と比較しては

元禄16年10月4日。源了院(松平友重)様の1周忌の法事が相応寺でこの日から明日まで行われる。足軽以上が詰める。馳走奉行は石河主膳・小山十郎兵衛。惣門足軽頭津田平次右衛門・浅野弥一右衛門。山門大沢無手右衛門。出僧は40人。巳半(午前10時…

それでも2日間行われるのですね

元禄16年10月3日。この朝から明日まで白林寺で隼人正の法事が行われる。組の者が詰める。近頃、隼人正家来が願いにより3人落髪する。白林寺小僧あがり、久弥などと云々。

元禄16年10月の天気です

元禄16年10月1日。夜、曇。深夜から雨が降る。元禄16年10月2日。雨。昼過ぎに止む。曇。夜は晴れる。元禄16年10月3日。晴。元禄16年10月5日。薄曇。元禄16年10月6日。晴。元禄16年10月9日。亥(午後9時)前から雨が降る。元…

今と違って地元の事件は地元の者が処理するんだ

元禄16年9月28日。近頃、津守(松平義行)家来矢部幸内がこも僧になり、6、7人連れて大津に泊まっているのをたずねて行く。足軽2人ずつを方々へ向かわせると、これを見て地元の奉行に知らせる。奉行はこれを聞いて加勢しようとしたが、固辞して受け…

やはり殿に比べると葬儀も簡素

元禄16年9月25日。巳(午前9時)から文左衛門は瀬左・加兵と熱田を詣でる。神宮寺の堂などは大方でき上る。夜、隼人正を白林寺に葬る。

これはいつもの穏便の廻状

元禄16年9月21日。廻状がある。中院殿へ加増がまずある。切紙をもって申し入れる。昨20日成瀬隼人正殿が死去された。これから26日まで諸事物静かにするようにと老中が仰せ渡されたので、その意を心得るように。以上。9月21日 高橋文右衛門。両城…

尾張藩付家老成瀬正親死す

元禄16年9月20日。近頃、隼人正の病状が重くなったので橘町の能も中止となる。京から中村延柳という医者がやって来て診るが、薬を止める。因州たっての希望のため1服与え、この朝帰京する。豪華なもてなしで、銀100枚を遣わす。申刻(午後3時)、…

けっこう長いバカンス

元禄16年9月18日。昨夜、忠兵父子が湯治から帰る。森村は大野へ18丁(1丁は約100メートル)あると。

やっと埋葬されました、石川平四郎

元禄16年9月17日。今朝、石川理左衛門のところに仲間内藤浅右衛門を遣わして3日の遠慮仰せ渡しがある。平四郎の死骸は形(刑)部から城の外に葬るようにとのことで、小田井村宝国院に葬る。この日から橘町で勧進能が始まるはずであったが中止となる。…

彦兵衛殿、良い人じゃなないですか

元禄16年9月13日。申刻(午後3時)、文左衛門は近所の仲間と手紙が来たので源右へ出かける。武右も来ていた。彦兵衛殿は仲間のことを心配されていると。口上の覚に2ヶ条ある。身代を慎み、召仕などにも申し付け、ちゃんと暮らしていけるよう与えるよ…

電気もガスもない時代ですから

元禄16年9月11日。文左衛門は桧焚木319本を請け取る。届賃は120文。

倒産の連鎖

文禄16年9月9日。阿知波千五郎の山で男が縊死する。熱田神宮寺の瓦を請け負った瓦師であった。金元(金主)が潰れたので迷惑した者がとても多かった。この瓦師もこのため縊死した。

何をしでかした、でも叱られただけ

元禄16年9月6日。船越安兵衛は肝煎2人と小麦右の家へ出かける。日ごろの不行跡を叱られる。安兵衛はこの日津嶋へ出かけたが、急に呼びに遣わし、夕暮れ頃に現れる。

今のオレオレ詐欺にも通じる手口

元禄16年9月4日。荒川十左衛門の屋敷、知行を差し上げるよう一家の輩に仰せ付けられる。近頃、新番頭三浦義兵衛、同兄西郷十郎左衛門の伯父西郷甚左衛門は三州伊保に住んでいた。その子を庄右衛門といった。近頃、庄右衛門のところから飛脚があった。親…

夏の疲れを癒します

元禄16年9月3日。忠兵父子はこの日智多郡森村へ湯治に出かける。

博奕の石川平四郎

元禄16年9月2日。辰(午前7時)過ぎ、石川平四郎が死ぬ。年は24才。死体は塩漬けにする。理左衛門には知らせはなし。今年は平四郎両親の23年忌にあたっていた。

元禄16年9月の天気です

元禄16年9月6日。曇。未(午後1時)過ぎから雨が降る。夜、ジメジメする。元禄16年9月7日。晴。元禄16年9月8日。昼過ぎから曇る。夕暮れ前に雨が降り始める。夜半過ぎに止み、晴れる。元禄16年9月9日。晴。元禄16年9月12日。曇。辰(…